ドイツでラーメン③お祭り &「ありがとう」を伝えること。
前回記事の続きです。
ラーメン祭り本番は土曜だったのですが、麺は木曜に打つことにしました。
万が一失敗したときにも時間があるし、手打ち麺は打ってから2、3日置いた方が美味しくなるのだそう。
豚骨ラーメンということで、1人100g×15人分+替え玉分の、計2,000gをうちました。
これが、まぁ大変で!!!(笑)
一気に全部作れるなら良いのですが、パスタマシンは家庭用で小さいし、ラーメン生地はうどん等と異なり、成形前にあまり時間が経つと硬くなるし風味も損なわれてしまうのです。
なので、結局400g×5回で作りました。生地を寝かせる時間は暇なのでそれぞれの回をラップさせながら作ったのですが、それでも10時間かかった…!笑
完成品。我ながらがんばりました…!
なんちゃって専業主婦でないと、絶対無理です。
ラーメン職人になることに結構憧れがあったのですが(特に、ドイツにいる間にラーメン屋オープンの夢は実は何度も考えたことがありますw)いやー働くって大変ですね。
そんなこんなで何とか麺は出来上がり、いざラーメン祭り当日に。
企画者のご夫婦が本当に色々と準備をしてくださって、高級なお米やワイン、お肉をあてる格付け大会等、とっても楽しい企画を準備してくださっていました。これも、私には決して出来る気がしません…!!!
そして、いよいよラーメンのコーナーに!
じゃーーーん!!!!!
これ、まじですごくないですか?
スープは豚の出汁をとるところから完全に自作、(沈んじゃってますが)チャーシューも煮玉子も、味が沁みてて本当に美味しいの!
これのために、先週旦那様は、仕事が終わってから毎日深夜2時すぎまで頑張っていたとのこと。私の努力なんか足下にも及びませんでした…!!!
(ほとんど友人ご夫婦の力により)本当に美味しいラーメンが出来上がり嬉しかったのですが、何より、他のゲストの友人達が口々に「すごい!美味しい!本当にありがとう!!!」と言ってくださったことが心から嬉しかったです。
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ここから先はひとりごと(そして長い)。
その夜、本当にたくさんの「ありがとう」のお言葉を頂き、とっても幸せな気分になりました。それまでの苦労なんて(苦労と言いながら遊んでただけですが)すっかり吹き飛んじゃうくらい。
以前、テニスの記事で「自分の成長が感じられることって大切」と書いたのですが、それと同じように、人から感謝されることは私にとって非常に大切なことだと改めて感じました。
働くという意味でも、やっぱり人から直接感謝されることだったり、そうでなくとも「誰かのためになっている」と自分が心から思える仕事が私には合っているなぁ〜と前々から思っています。
ただ、最近主人と飲みながら二人で話しているとき、主人から「人の感謝を求める以前に、人にちゃんと感謝しているか、その気持ちを伝えているか」という話をされました。
こちらに来てから本当に忙しそうな主人。
元々、私のようにあまり感情や人間関係に左右されないと言いますか、「人から感謝されることが仕事のモチベーションです!」というタイプではないのですが、それでも、すごくすごく苦労して頑張ったのに誰にも感謝されない、ほめてもらえないことで辛いと感じることが最近多いそうです。
私は海外で働いたことがないのでわかりませんが、日本よりも「仕事なんだからやって当たり前。仕事の対価は労働に見合った給料。」というのが強いのかな?と言う気はします。
普段は家で仕事の愚痴や弱音をほぼ吐くことがないので、その時はとてもビックリしました。
でも、だからこそ主人は最近「人からの感謝を求める前に、少なくともまず自分はちゃんと人に感謝して、その思いを伝えよう」と考え、実践しているんだとか。
確かに、主人から「ありがとう」と言われることが増えたな、とは前々から思っていましたが、まさかそんな風な思いをもっているなんて全く知りませんでした。
そして、私はどうだろうか?
「仕事でもどこでも、人に感謝されたい」と偉そうに言っておきながら、そのための行動ができているかは勿論、自分は周囲の人にきちんと感謝していたか。深く考えさせられました。
「人に何かをしてもらったら、ありがとうと言いなさい」
小さな子どもでも出来るようなことですが、意外と忘れがちになってしまうことかもしれません。
そんなことを思い出させてくれた主人に感謝。
素敵な会を企画してくださった友人夫婦に感謝。
私の麺を美味しいと言ってくれた他の友人に感謝。
少しずつでもちゃんと意識していきたいです。
まなにゃん@まさかの2,000字超え。長くて本当スンマセン…!