小旅行 in UAE 〜ラマダン中のドバイ旅行で気をつけること〜
前回記事で、ラマダン中のドバイだからこそ楽しめることをご紹介しました。
基本的にはめちゃくちゃおすすめ!のラマダン中の旅行ですが、この時期は、非ムスリムにとっても普段と勝手が違うことや、気をつけておくべきことがあります。
今回の記事は、ラマダン中のドバイ旅行を検討する場合に知っておきたいポイントを、私自身の感想含めご紹介します!
はじめに、ラマダンとは?
詳しく解説してあるサイトはたくさんあるので、細かいことはここでは省きます。
観光客目線で(超)かいつまんだポイントとしては
①”The Holy Month of Ramadan”の名の通り、ムスリムにとって聖なる月であるということ。
②ご存知「断食」以外にも、日がある間はムスリムは喫煙、性交渉等の「欲」を抑えることが必要であること。
③期間はヒジュラ暦によるものなので、毎年違うということ。
くらいでしょうか。
旅行するとなると気になるのは②の様々な制限ですが、観光大国ドバイでは、非ムスリム向けに一定の抜け道が用意されています。なので、そこまでガチガチに構える必要はない。
ただ、①のムスリムにとって大切な期間であるということを念頭に置き、尊重することが必要なのかな、と思います。
(正直、守っていない外国人も何度か見ましたが…ムスリムのやり方を尊重出来ないなら、この時期を選んで来るなと言いたい。宗教の感覚が分かりづらい日本人は特に気をつける必要があると思います)
観光客目線で、具体的に気になるポイントを以下、いくつかご紹介します。
①日中の食事
基本的に日中あいているのはホテルorモール内のレストランに限られます。
ホテル: お酒が飲める、選択の幅が広い、でも割高(と言っても、日本の高級ホテルよりは安い。インターコンチのシーフードやマリオットの52階では、3,000円で3皿のコースランチが楽しめました。)
モール: 買い物ついでに行ける、欧米系のチェーン店が多い、お酒が飲めない(次の項目で詳しく)
スーパーは日中も空いているので、Airbnbやアパートメント型のホテルに泊まって、調理をするのも良いかも知れません。
②飲み物
ムスリムは日中、水分も摂らないので、観光客も公の場では水分を摂ることは避けた方が良いです。
とはいえ、ただでさえ暑いドバイ、慣れない人には水分補給は絶対必要。私の場合はお手洗い等人目のない場所でお水を飲んだり、カフェに行ったりしていました。
お酒について。酒飲みの方(私のことw)は少々苦労するかもしれません。
日中開いているモールのレストランでも、酒類は置いていません。スーパーにもお酒は売っていませんし、ホテルにはありますが少しお高め。
おすすめは、「ドバイ空港の免税店で買ってくること」かも。
私達は3人でワインを3本買ってきましたが、最初の数日で無くなって、その後は少し辛かった…笑
③服装
ドバイは普段は割とゆるめだそうですが、ラマダン中は「禁欲」のため、過度な露出を防ぐ必要があります。
タイトでない長袖長ズボンが1番無難ではありますが、基本的には男女とも「肩と膝が隠れる」ことを意識しておけば大きな問題にはならないかと。
とは言え悩むな…という方におすすめなのは、伝統衣装「アバヤ」!!!
私のは、スークで5,000円程度で買ったものですが、予想以上に気に入り、結局毎日着ていました。
黒の縦長ラインでの着痩せ効果&日焼け防止&スカーフでの輪郭隠しと、良いことばかり!笑
街ですれ違う方々からも好意的なお言葉を頂けるし、なんちゃって異文化体験にもなるしで本当におすすめです。
④その他
・公の場でのイチャイチャはNGなので、新婚旅行には向かない。
・クラブ等は閉まっていたり人がいなかったりなので、パーティが主目的!だと厳しそう。
・日中、公の場での喫煙は不可。ホテルは喫煙のお部屋もあるとこが多そうでしたので、ヘビースモーカーの方は予約時に確認を。
てな感じです。
こうやって書くと、すごーく厳しそうに見えるかも知れませんが、実際旅行していて「辛いな」と感じたことはありませんでした!
譲れないポイントやこだわりがある場合は、別のシーズンが良いかもしれません。
でも、前回の記事で書いた通り、多少の不便があったとしても行くべき理由が、この時期のドバイにはあると思います。
人々が一体感を増し、観光客も現地の方も皆がお祭り気分になる聖なる月。是非、体験してみてください!
まなにゃん@長くなりました…汗