恐怖体験!はじめてのドライブ in ドイツ
今日から約1ヶ月、主人がフィリピンに出張に行っています。
私が住むTrierは、非常にこじんまりとした街なので、街で暮らす分には(スーパーや語学学校に行く分には)車は必要ありません。
なので、来てからしばらくの間は私は車の運転はせず、大きな買い物や隣国ルクセンブルクに行く際は、主人に車を運転してもらっていました。
しかし、さすがに1ヶ月主人が不在となると、不便だし暇だし、ということで、約1ヶ月前から運転の練習をしてきました。
主人に助手席に座ってもらい、かなりみっちり指導を受けながら…
というのも、私、日本にいた時から車の運転が大の苦手!
社会人になってから、3年間宇都宮に住み、通勤で毎日車を使っていたのですが、
私の車は「赤い彗星」と呼ばれ、同僚達から恐れられていました。
↑こちらが「赤い彗星」の画像。
このときは新車でピカピカでしたが、3年後売りに出すときには数々の伝説のせいで文字通り四方八方が傷だらけでした…
少し話が逸れましたが、このように元々運転が苦手ということもあり、かなり念入りに練習をしてきました。
そして迎えた主人の出張。
なぜか気分が高揚し、夕方くらいに思い立ちました。
「そうだ、ルクセンブルクに行こう!」
ルクセンブルクの街中までは約50キロ、高速を使うので大体片道40分で着きます。
練習で何度か往復したこともあり、それなりに安心できる道のり。
…だと、思っていました。
最初は、ルンルン気分で運転を始めた私。
サザンオールスターズの「希望の轍」を連続再生しながら、「前奏もサビも、こんなに気分を高揚させる、完成された曲ってなかなかないよね♪」とか、調子に乗って考えていました。
最初に異変に気付いたのは、しばらくたってから。
すれ違う対向車が、何台もパッシングしてくる…!
何か、おかしい。
そう思ってメーターのあたりを確認したところ、なんと「ハイビームが付きっぱなし」になっているではありませんか!
これはこれは、失礼しました。
そう思い、直そうとしたところ…
…直し方が、わからない!!!
日本車の場合、ハンドルの右側にライトの調節レバーがあるじゃないですか?
ドイツの車は、それがないのです。
左のワイパー調整レバーのみで、方向指示器の役割もそのレバーが担っています。
ドアの近くにライト調整のスイッチはあるのですが、何度いじってみてもオートモードなのにハイビームになってしまい。
そこで私、何を思ったか調整できそうなレバーやスイッチを片っ端から押してみることに。
細い一本道がずっと続いているようなところで、止まれるような場所がなく、車を運転しながらです。
この時点でかなり危険なのですが、その間にも対向車はパッシングを続けてくるので(当たり前っちゃ当たり前ですが。)焦り始める私。
挙句、常軌を逸した行動を取ります。
それは、
「走りながらエンジンをオフにする」!!!!!
はい、本当に、意味不明です。
当然ながら、エンジンがオフになるので車は惰性で走りながらも徐々に減速。
完全にパニックになる私。
恐ろしいことに後ろに車がいたのですが、ハザードをたいてしばらくしてから止まったので、きちんと避けてくれました。
あまり速度が出せない細い道だったから良かったようなものの… 別の場所だったら、と思うと身が凍る思いです。
止まってからレバー類を改めて確認したところ、左のワイパー調整レバーでハイビームのON/OFF切り替えが出来ることがわかりました。
どうやら、ワイパーを調整する際、誤ってONになってしまっていたようです。
練習を重ね、「とりあえず運転できる」と思っていたものの、基本的な操作方法(日本車との違い)の確認を全くしていなかった私のミスです。
本当に反省…
その後、なんとかかんとかルクセンブルクにたどり着きました。
到着した頃には疲れ果てており、なぜか「クリスマスツリー」を買いました。
完全に頭が錯乱しています。
さて、そんなこんなで大変だった〜という記事ですが、実はまだ続きがあります。
ですが、さすがに長くなりすぎているので、次の記事に続きます。
まなにゃん@命があることに感謝