ドイツのネイル事情。〜ベトナムに思いを馳せながら〜
日本にいたときは、ネイル&まつエク大好きだった私。
大学生のときにヨーロッパに来た時のイメージでは、ネイルサロンはほとんど見ないかな…?という感じだったので諦めていたのですが、
数年後の今、こんな田舎町にもネイルサロンがいくつもある!ということで、早速行ってきました。
日本とドイツのネイルサロンの違いは、大きく2つ。
1.オフは機械で削る
日本だと、オフはマニュアル(アセトンを浸した脱脂綿で包んでおいてから、金属の棒で削る)が一般的ですが、
こちらでは歯医者さんの機械のようなものを使って一気に削ります。
私は日本で経験したことがあったので平気でしたが、初めての人は結構怖いかもしれません。
でも、マニュアルだとオフに1時間くらいかかるところ、15分くらいで出来てしまうのでとても時短です!
(色をのせる工程はワクワクして見ていられるけれど、オフにかける時間はとても長く感じてしまう私にはピッタリ😊)
2.ネイルアートはほぼ出来ないと思え!
日本のように、ストーンやらグラデーションやら、タイダイやらという凝ったネイルアートはほぼ出来ず、ワンカラーやフレンチが一般的です。
ドイツだけでなく、アメリカとかもそうなので、そもそも日本人のネイルの好みがレアなのでは…と思います。
一応、筆で描いたようなネイルアートの見本もありましたが、あんまり日本人好みじゃないかな…😅
残念といえば残念ですが、まぁ、そんなもんだと思っていたので特に問題なしです。
仕上がりはこんな感じ。
若干雑な仕上がりですが、やっぱり指先が綺麗になるとテンションが上がります!💓
オフ込で30ユーロなので、日本よりはだいぶ安いかな!
(東京で私が行っていたサロンは大体7000〜9000円でした。)
また、ドイツのネイリストはほとんどがベトナム人です。
男性ネイリストが多いのも、日本とは全然違うかも。
そもそもベトナム人がたくさんトリアーにいることが驚きだったので今回担当してくれたお兄さんに聞いたところ、ベトナム戦争の際に多くのベトナム人がヨーロッパに移り住んだとのこと。
ドイツ語が堪能でなくてもなれる&器用な手先を活かせるため、ネイリストになる人が多いのかな…
お兄さんはじめ、こちらの店員さんは皆笑顔がとても素敵で、気さくな方々なのですが、大変な思いをたくさんしてきたんだろうなぁ…
お兄さんとはベトナムと日本の話をたくさんして、あっという間に時間が過ぎました。
昔から、ベトナム人に「Nguyen」さんってすごく多いな…(ベトナム人の友人の約半分は「Nguyen」さんなので笑)と思っていたのですが、
その昔皇帝の姓が「Nguyen」で、他の姓の人に改姓するよう強制したんだとか。
中には反抗して殺された人もいたんだそうです。すごい話だな……
「日本はベトナムと違ってとても民主的で、総理大臣もしっかりしてるよね」
と言われたので、「若い人のほとんどは総理大臣が何をしているかしらないし、政治に興味がないから選挙の投票率は50%くらいだよ」と話したらとても驚いていました。
思わぬところで色んな話を聞けて、とても素敵なひとときになりました。
仕上がりは若干雑だけど(笑)これからも通います!
あと、こないだ散歩していたら、マツエクサロンがオープン準備中でした。
(ネイルサロンはたくさんあるけど、マツエクサロンはまだ見たことない…ドイツ人まつ毛長いからあんまり需要ないのでは?)
こちらも、またトライしてみたいと思います。