ホームパーティとトルコとドイツとそれからわたし。
先日、主人のトルコ人の同僚とその奥様をお招きしてホームパーティをしました。
今回は、元々お料理好きな主人がとても張り切って、お料理担当:主人、その他担当:私 っていう…笑
海外の方ですが、日本に3ヶ月間出張で滞在されていたこともあり「日本の居酒屋大好き!」という方なので、あまり献立に気を遣いすぎることもなく。(ま、基本決めたの主人ですけど…)
また、本人曰く「スーパーソフトムスリム」(笑)なので、お酒も豚肉もいけるとのこと。
アレルギーや食の好みは勿論のこと、海外の方をお招きする場合宗教や食文化も大切ですよね。(例えば、一般的なイギリスの方に馬肉を出したりしたらとても引かれそう…)
今回はその他担当だったので、大したことはしていないのですが、メニューカードを作ったらとても喜ばれ、大切そうに持ち帰ってくださいました。「これ何?」って聞かれたときのカンペにもなるし、労力もかからないのでとてもおすすめです。
あと、お箸を使える相手であれば可愛いお箸入れもとってもおすすめ。(見づらいですが最初の写真にチラッと写っています) それだけで、なんとなく日本っぽくなります(笑)
私はご主人、奥様とも初対面だったのですが、肩肘張らずとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今回した話で面白かったこと。
①パラパラご飯にかける思い
日本のご飯は粘り気があるけれど、海外のご飯って基本パラパラですよね。
トルコでも米を多く食べるそうですが、パラパラなご飯が作れること=1人前の主婦、ちゃんとした料理人、と見なされるらしく、はじめは皆かなり練習をするそうです。
米の品種の問題で、勝手にパラパラになるもんだとばかり思っていた…
ちなみにドイツでは、嫁に行ける条件が「じゃがいもでフルコースを作れるようになること」「じゃがいもで200以上の料理を作れるようになること」(諸説あり)だと聞いたこともあります。実際のところ、そこまで極端ではないのでしょうが、国によって大切にするものが違って、とても面白いですね。
②作り笑いをしないドイツ人
これはあくまで我々の経験に基づく考えで、決めつけでもなんでもないのですが、
「ドイツ人って初対面でにこっとしない人多いよね〜」という話で盛り上がりました。
確かに、私も最初はそのせいで「ドイツ人って怖い…?」と思ったこともあります。
でも、実際話してみると全然そんなことはないですし、スーパーの店員さんとかも世間話やジョークを普通に言ってきます。
その逆で、「日本の店員はスマイルが基本だけど、別に心から歓迎して笑っているわけではない」という話もしました。
あとは、「すぐ謝るか全く謝らないか」「規則が全てか、規則を全然守らないか」といったような話もしました。あくまで一般論、傾向の話にはなりますが、こちらも国や文化によって考え方が違うのでとても面白かったです。
あと、今回感じたこと。
海外から帯同してきた配偶者の「孤独」について。
主人の職場は世界各国から赴任してくる方がいらっしゃるのですが、元々日本の会社なので日本人の数はとても多いです。
そのため、日本人のコミュニティはしっかりしており、帯同してきた配偶者同士も仲が良いです。
私としてはそのことにとても助けられているのですが、彼らみたいにトルコから赴任してきた場合は全然違うんだなぁ…と身に染みて感じました。
奥様と話していると、「友達が欲しいけどなかなか機会がない、だから今日は本当に嬉しい」と何度も言われました。
どちらかというと日本人が多い状況の方が異常で、海外赴任って普通そんなもんだよな、というような気もしますが、こうやって他の国から来られた方と繋がることは、お互いにとってとても有意義なのかなと感じました。
今後も積極的に、そういった出会いを求めていきたいです。
まなにゃん