まなにゃんブログ in Germany

2017/8より主人の海外赴任に帯同し、ドイツ(Trier)に住んでいます。このブログでは、ドイツでの暮らしや日々思うことをつらつらと書いていければなと思っています。

お家でシーフード! in ヨーロッパ 【マグロ】

こんにちは。

以前ヨーロッパならではのシーフードの楽しみ方として、貝についての記事を書きました。(その① その②

今回は、「マグロ」について書きたいと思います。

 

ヨーロッパの魚屋さんでは、日本ではあまり見かけない魚や、調理するのが大変そうな魚が多いので、種類はあっても「買いづらい…」ものがほとんど。(日本みたいに、おろした状態ではなく、一匹丸ごと!的なのが多いです)

そんな中、切り身で買えるマグロは安心感があります。

 

マグロと言えば、日本でもおなじみの食材ですが、ヨーロッパならでは!と思うところ。

それは、「トロだろうが赤身だろうが値段が一緒!!!」ということです。(あくまで私が住んでいる地域の話ですが。)

元々、お肉も脂身より赤身が人気なこともあり、もしかするとトロはそこまで好まれないのかもしれません。日本人からすると、めちゃくちゃお得ですよね。

 

基本的に、マグロは切り身で売っているので、その中で「これ!」と美味しそうな部位を指さして買っています。

切り身であっても、購入するには大きすぎると感じるときは「切れる?」と尋ねると、親切なところはちょうど良いサイズに切ってくれます。

また「生で食べれる?」と聞くと、「うん、sashimiに出来るわよ!」とか答えてもらえます。(あくまでお店の人の主観なので、食べるかどうかは自分の判断ですが…)

 

そんなヨーロッパマグロライフ(どんな生活w)の中で、最近衝撃的なことがありました!

 

たまに行くルクセンブルクの魚屋さんで、なんと…

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ドーーーーン!!!!!

マグロがまるまる一匹、手のついていない状態で売られていました。

 

一応、キロ当たりの価格は書いてあったのですが、陳列棚には普通の切り身のマグロも売られていたので、「まさかこれ、一匹買う人用…?」と思ったり。

 

しかし、勇猛果敢にも主人が「この部分だけ切ってほしいんだけど」とお願い。(ちなみに、ルクセンブルクなので店員さんが喋れるのはフランス語ですが、我々はフランス語を喋れません。ジェスチャーと英語だけで攻めていった主人を尊敬…)

 

ダメもとではあったのですが…まさかの快諾!!!

我々の目の前で突如始まる解体ショー。(とはいえ、日本のようにちゃんと解体するわけではなく、包丁で欲しいと言った部分だけをカットwこの次の人はどうするんだろう…)周りのお客さんも見物に来る。最後、欲しいと言った部分がきちんと切り取られ、歓声をあげる我々。拍手をする周りのお客さん。ニヤリと満足げに笑うお店のおっちゃん。

 

 ちなみに、頼んだのはお腹側、つまり「大トロ」の部分!

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じゃん!すごいでしょ。大きい私の顔と比較しても大きいトロ…

↓切り取られた後の無残なマグロ(本当、この次の人どうするんだろ…)

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値段は52€/kgで、私たちが買ったのは1.2kg。なので、62€、約8,000円強でした。

肉とかに比べると勿論高いけど…日本で大トロを買うより絶対安い。(参考:ネットでさくっと調べたら、日本では約10,000円/kgでした。)それに、目の前で欲しい部分だけ切ってもらえるなんて、まぁ築地に買い出しに行くお寿司屋さんとかでない限り、なかなかない貴重な経験ですよね。

 

その日のうちに、主人がお刺身にしてくれました。

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これだけ食べて、まだ全体の1/8くらいだったので…残りは冷凍しましたが、引き続き楽しめそうです。

 

生で食べるのが心配な場合、醤油・みりん・酒に漬けこんだものをオーブンで軽く炙るのもおすすめです。

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いかがだったでしょうか。

こんな買い方を出来るのはヨーロッパでもレア(それなりに魚屋さんに行く私たちでも、丸ごとマグロが売られているのを見るのは初めてでした)ですが、一生の思い出になりました。もし見かけたら、是非お店の人に聞いてみてください!

 

ちなみに、こんな買い方をしなくても、切り身のもので十分美味しいです。日本人にも親しみ深い・調理もしやすいマグロ。ヨーロッパで買うと、(少なくとも)トロはすごくお得感があるので、是非試してみてくださいね♪

 

まなにゃん