恐怖体験!はじめてのドライブ② in ドイツ
前回の記事のつづきです。
恐怖体験!はじめてのドライブ in ドイツ - まなにゃんブログ in Germany
〜前回のおさらい〜
①主人が出張につきルクセンブルクへ初の1人でのドライブ。
②ライトの調整をしようと思い混乱して走行中にエンジンを切る
③瀕死の状態でなんとか到着。疲れ果てて謎にクリスマスツリーを購入←いまここ
ちなみに、こちらが命からがらルクセンブルクに着いた時に購入したツリーです。
1500円くらいで安いのですが、錯乱状態で購入しただけあって、よく見るとかなり貧相(笑)
これを見る度に今日のことを思い出すんだろうなぁ…
さて、続きです。
問題が発生したのは、ルクセンブルクからの帰路。
「家に着くまでが遠足です」とは、良く言ったものだと思います。
行きの時のように、運転操作上の問題が起きたわけではないのですが、
「日没後×ドイツの高速×私」
という究極のコラボレーションが起きてしまいました。
これまで主人と運転練習を重ねていたものの、実は、日没後に運転するのははじめて。
そんな私、日本にいた時から夜の高速での運転が最も苦手。
しかも、ドイツの高速は、日本と違ってほぼ真っ暗。さらに、速度制限なし(!)のため周囲の車は目にも留まらぬスピードで走行(早い車は160キロとか平気で出します)
…お分かりいただけただろうか。
と、心霊特番風にナレーションしてみましたが、実際問題幽霊なんかより、よっぽど怖かった。
主人と運転練習をしていたとき、よく「目線が近すぎて左右にブレすぎだから、遠くを見て」と注意されていたのですが、遠くを見ようにも暗すぎて何も見えず。
「前だけじゃなく周囲をバックミラー、サイドミラーで確認して」とも言われていたのですが、どの車もハイビーム全開なので目がチカチカしてくる。
帰りは大好きなX JAPANのCDをかけていたのですが、口ずさむことなんかもってのほか。
もはや、緊張しすぎて息をすることを忘れることが多々あり、常に深呼吸を意識しながら運転していました。笑
また、高速に入ってすぐの頃に外気温との差で窓ガラスが曇ったのですが、高速だから止まれないし、行きの時の恐怖が襲って来るので、エアコンの設定を一旦16度に下げた後、家までそのままで帰りました。
急速に冷える、X JAPANがかかった車内で、手に汗をかきながら深呼吸しつつ運転する私…クレイジーにも程があります。
免許交付の際の講話で、先生が「交通事故の9割は脇見が原因」と言っていたことを走馬灯のように思い出し、「脇見なんかしてないのに死ぬかもしれない…先生の嘘つき!」と思いながら運転していました。(正確には「9割はヒューマンエラーが原因」なので、先生は別に嘘をついていませんでした。)
命からがら家に辿り着いた頃には、手首のあたりに謎のじんましんが。
ストレス起因でじんましんになったのは、中学校の頃の剣道の大会以来です。十数年ぶり…
こんなにも、生きていることを実感したのは久しぶりです。
お母さんとお父さん、そして主人に謎の感謝の念がうまれています。
今は家でビールを飲み、少し落ち着いてきていますが、気が動転していたこともあり、随分と長編になってしまいました。
ただ言えるのは、(皆さん当然お気づきでしょうが)別にドイツの道路が危険なわけではないということ。(当たり前だ)
全ては私の慢心、油断が引き起こしたことです。
学生時代、剣道をしていた頃によく「稽古は試合のように、試合は稽古のように」と言われていたのですが、その当たり前のことを怠った結果だと思います。(ちなみに、この言葉も走馬灯のときに思い出しましたw)
これに懲りて、今後は気をつけます。
いつかこのネタが本当の笑い話になりますように。
まなにゃん@当たり前のことを馬鹿にしないでちゃんとやろう(工場のABC。これも走馬灯のときに…以下略)